現場と遠隔地のネットワークを接続し安全確保と人工数削減を同時に実現
インフラ現場で稼働する既存の機器を遠隔化することで小人化・復旧の迅速化を実現する
創業昭和21年以来、配電線・送電線の金物・工具・機械の研究開発・販売を行っている株式会社安田製作所様では、「送電線工事」に使用する、自社製品を含めた現場で稼働する既存の機器を、IoTデバイスのデジタル技術を利用することにより、遠隔リモート運転・遠隔保守を実現するシステムの開発を行っていた。
抱えていた課題
□現場機器の電気トラブル発生時、作業員が不具合症状を確認しサービスエンジニアに電話連絡を行うが、正確なトラブル原因がつかめないことがあり、原因究明・復旧作業まで多くの時間を費やすことがあった。
□工事現場の繰出 し場と巻取り場では独立した個別システムが稼働しており、両現場の作業員が無線でやり取りを行い操作を行うが、連絡ミスによるトラブルが発生する可能性があった。
□現場が広域に渡っておりWiFiや有線LANでのネットワーク環境を構築することが困難だった。

KES P2P Linkの採用で、遠隔地と現場ネットワークの連携をLTE回線で実現
自社製品である「延線車」を遠隔で操作するための「リモート操作盤」を使用し、実証実験を行った。
延線車とリモート操作盤にはKES P2P Linkが組み込まれており、LTE回線を使ったリモート接続を行うことで、巻き取り場から繰り出し場の機器を遠隔で操作できることが実証された。

Point

既存の機器構成を大きく変更せずに、遠隔システムを構築
□現場の機器同士を連携することで小人化
□遠隔地から現場の機器にアクセスすることでトラブル対応を迅速化
□KES P2P Linkは現場での運用が容易で運用上のトラブルが起きずらい
このように、KES P2P Linkは既存のネットワークをそのまま延伸できるインフラサービスであり、
広域な工事現場のネットワーク連携・遠隔地からの操作に最適なサービスとして活用できます。