IoT PoC

IoT PoC

2020-04-16

IoT PoC

IoTで成功の鍵となるPoCとは?

PoC(Proof of concept)「概念実証」は、最近多くの企業で取り入れている手法ですが、成功率が悪く、いわゆるPoC疲れなんて言葉も流行りだしています。

そもそもPoCとは、新たな概念やアイディアの実現可能性を示すことです。
そのためには不完全でも、簡単・スピーディーに実現化し、経営層に判断いただくためのデモンストレーションや、一部機能の実装を素早く行い、次のフェーズに向けて活動することが大切です。

しかし、PoCで失敗するケースが多く、皆さん苦労されているのではないでしょうか?そして何故、PoC疲れという言葉に繋がっているのでしょうか?

IoT PoCの現状

今IoTのPoCキットとして活用されている代表的な機器、それはArduinoとラズベリーパイ(以下:ラズパイ) です。どちらも立派な機能を有し、素早くPoCができる機器としてとても優秀です。

しかし共にハードウェアやソフトウェアの知識が無いと使いこなせません。
現在、PoCをやろうとしているエンジニアはいわゆる「IT系以外のエンジニア( 農林・水産・漁業、鉱業、建設業、製造業、電気・ガス等のインフラ、運輸、卸売・小売り・飲食業など )」が多いです。

経営層の上司は現場を知る若手に、「Arduinoやラズパイで簡単にできるでしょ?」というように、押し付けてPoCを始めます。
もしトラブルが発生した場合、何処がトラブルの原因なのか?
元々畑違いのエンジニアが見ても良く分からない状態に陥ってしまい、
目的を失ってしまいます。
すると、あるべきPoCができなくなってしまいます。

Arduinoやラズパイはトラブルが発生した時にしっかりと問題解決ができるプロユースなデバイスなのです。

元々PoCをやりたかったはずなのに、気付くと機器のデバッグを一生懸命しています。それはとても勿体ないことです。
知識をもっているエンジニアが対応すればすぐ解決するトラブルも、上記のようなやり方では時間と人件費ばかりかかってしまいます…。

本当のPoCに時間をかける

そもそもPoCとは概念実証です。
概念実証の前にやるべきこと、それはこのシステムを構築した場合の試算です。
試算ができない状態でPoCをスタートすると、ほぼ失敗してしまいます。
計画無しにスタートするのは、宝くじを当てるのと一緒だからです。
計画性をしっかり見る必要があり、見通しが甘いPoCは当然失敗してしまいます。

計画を立ててスタートしたPoCでも、その構築に手間取ってしまうと勿体ないです。

そこで登場するのがArduinoやラズパイとなります。

しかし、先に述べたようにこのデバイスはプロユースです。
不具合の対応ができるエンジニアが扱うべき機器です。

自信が無い方は、最初から信頼性のあるしっかりとしたシステムで、且つ素早く構築してPoCに入っていただきたいです。

生産設備やプラントでのPoCの必需品

生産設備やプラントではPLCが使われています。
そのPLCのデータを収集し可視化するソリューションとしてKESが開発した「KES IoT Logic.simple」があります。

業界や市場においてシェアトップである三菱電機社製PLC(シーケンサ)に対応しております。 Arduinoやラズパイは量産に使用できませんが、KES IoT Logic.simpleは信頼性の高い量産ボードを採用しています。

  • 現場データの収集
  • 稼働監視
  • 効率監視
  • 予知保全

このように活用することでトラブルを未然に防ぐことが可能です。

こういた量産対応機器を使い、トラブルを極力無くすことが、PoCを成功させる秘訣の一つになります。

PoC成功の鍵は
1.効果をある程度見据えた計画性
2.ハードウェア含む信頼性の担保
3.分析能力

最後の分析能力についてもサポート可能ですので、お気軽にご相談下さい。

KES IoT Logic.simpleについての詳細はこちらからご覧いただけます。

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