クレーン車の遠隔監視
【導入の背景】
クレーン車を販売されている事業者様。
クレーン車には、ブームの伸縮と角度の調整、荷重管理、安定性制御を行うためにPLCが搭載されていることが多くあります。
事業者様は、遠隔で故障の原因を特定や予知保全を行うために遠隔監視システムの構築を進めていました。
今回は、クレーン車を販売されている事業者様がKES IoT Logicを導入しクレーン車の遠隔監視を行い予知保全と遠隔での故障原因特定を実現した事例を紹介します。
【課題】
・故障時の対応
現場で作業を行うクレーン車が故障をした際、クレーン車メーカーが現場に赴き、原因を特定、修理を行うといった遅鈍な対応となってしまっていました。
・定期メンテナンス
クレーン車のメンテナンスのため、定期的に現地に出向く必要があり、現地に赴くコストがかかっていました。
【遠隔監視システムの導入】
クレーン車にKES IoT Logicを搭載し、車両データをクラウドに送信することで遠隔監視システムを構築。
収集したデータはAzure(クラウドサーバー)側にて提供されているBIツールにて可視化される。
(導入前の構成図)
(導入後の構成図)
【ゲートウェイの選定】
遠隔監視システムの導入にあたり、クラウドへデータを送信するためにIoTゲートウェイの選定が必要になります。
今回の機器構成の場合、現場に設置されたPLCからデータをクラウドに送信するためには以下の要件を満たす必要がありました。
・オムロン製PLCのプロトコル(FINSコマンド)に対応しており、プロトコルの変換を行わずにダイレクトにデータ送信できる
・ゲートウェイのハードウェアが車両に搭載した実績がある
・HTTPSプロトコルに対応しており、Azureとの互換性がある
【まとめ】
・リアルタイムの遠隔監視により、故障の予兆を早期に発見し、迅速な復旧作業
・収集したデータを解析することで、メンテナンス最適化、無駄なコストの削減や予知保全が可能
・Logicのハードウェアは車両に搭載した実績があるため、振動や温度、湿度に耐えることができる耐久性がある
KES IoT Logicを導入することで、これまで課題となっていた問題を解決することが可能になります。
クレーン車の予知保全や遠隔監視を検討されている企業様に対し、最適なご提案させていただきますので、お気軽にご相談下さい。