空調設備の遠隔監視

【空調機メーカーが悩む定期メンテナンスと運用コスト】

工場における空調システムは、温度管理を行うなど工場全体の環境を最適にするために重要になりますが、
空調設備に不具合が生じ、国内の技術者が現地に行ってメンテナンスを行うとき、事前に聞いていた不具合の内容と現地で確認した状況が異なるといったことがあります。
不具合を未然に防ぐためにも、国内の技術者が現地へ赴き定期メンテナンスを行う必要があり、手間や費用がかかっていました。

今回は、空調機メーカーが海外市場に提供している空調設備にKES IoT Logicを導入し、定期メンテナンスの削減や運用コストの削減を実現した事例をご紹介します。

【国外で使用される空調設備の課題】

・情報の相違
現地に行って不具合が生じた空調設備のメンテナンスを行うため、あらかじめ現地の使用者に現状の調査を依頼すると、国内の技術者と現地の使用者では調査手順や必要な情報に相違が出てしまうことがあります。
この場合、現地でメンテナンスを行う際に、事前に聞いていた状況よりも深刻な状態になっていることがあります。

・コストの増加
空調設備が故障しないように定期メンテンナンスを行う際、言語の違いにより定期メンテナンス作業が難しいため国内の作業員が現地に赴く必要があり、その度コストが発生するため、定期メンテナンスの削減が必要でした。

Logic導入することでこれらを解消することができます。

【KES IoT Logic の導入】

（導入後の構成図）

空調設備にKES IoT Logicを内蔵することで温度や湿度のデータをクラウドに送信することができ、海外の空調状況を国内で遠隔監視することができるようになります。
また、複数の空調設備を一括管理することで管理の効率化が可能です。

【まとめ】

空調設備の稼働状況を遠隔監視、データの解析を行うことで、故障を予知することができ、問題発生前にメンテナンスを行うことが可能となり、定期メンテナンスの削減、運用コストの削減が期待されます。
また、遠隔監視を行うことによりアクシデント発生時に原因となっている個所の特定が容易となり、素早い対応が可能となります。