プラントの見える化をIoTで実現
プラントの見える化のカギとは?
プラントの見える化を実現するにはどうすれば良いか?
まず最初に取り組むことはプラントを動かしている制御機器のデータを見える化することです。
単純にプラントと言っても建設プラント、食品プラント、化学プラント、環境プラント等と多種多様ですが、実は根っこの部分で動かしているのは結局のところPLC(Programmable Logic Controller)が多いです。意外と制御機器のプラットフォームは共通化されてます。このPLCのデータを見ることができれば、プラントの見える化の第一歩ができたと言っても過言ではありません。
多種多様なPLCの種類は200種類以上
PLCは日本の産業に無くてはならないもので、かつては各メーカーのシェア争いが演じられてました。
PLCメーカーの競争が激化していく中で、多種多様なPLCが販売されてプラントや生産設備、工場内のシステムに組み込まれました。
今やPLCの種類は200種類以上です。
これらの見える化を実現する為には、各PLCに対応したIoT化キットを取り付け、プログラミングする必要があります。PLCのプログラミングはラダーと言われる言語で実現されており、世の中にはラダーが書けるエンジニアが多くありません。
また、ラダーが書けるエンジニアの多くは本来、機械制御が専門です。機械制御に精通したスペシャリストである反面、見える化を実現する為に必須となるいわゆるITやネットワークの知識が乏しく、IoT化が進まないのが現状です。
多くのPLCプロトコルに精通
KESは約20年来、組み込みシステムで製造業のお客様のご要望にお応えしてきました。
その長年の経験から生まれたのが「KES IoT Logic」になります。
そのバージョンアップ版として「KES IoT Logic.comp」
Modbusシステムに特化した簡易版「KES IoT Logic.simple」をリリースしました。
プラントの見える化の鍵はプラントを制御するPLCの見える化にあります。
第一歩を踏み出すためのツールとしてご活用下さい。
PLCの見える化のその先とは?
PLCを見える化しただけでは、プラントの見える化の第一歩をようやく踏み出しただけになってしまいます。
必要なのは分析や他システムのと連携になります。
現場によっては単純にI/O(接点スイッチ)を見える化するだけでも効果があります。遠隔支援/遠隔監視を行う上で、PLCの見える化とI/Oとの組み合わせ、あるいは、音声認識や画像認識AIとの組み合わせを行い、それらを解析、BIツールによる見える化まで行うことで、活きたシステムになります。