【KES IoT Logic カスタマイズ】
クラウドに対する動画ストリーミングとリアルタイムデバイス制御のご紹介
静岡県の自動運転実証事業「しずおか自動運転ShowCASEプロジェクト」の一環として行われた、
映像伝送を活用した遠隔監視型自動運転の実証実験において、弊社製品「KES IoT Logic」のカスタマイズ品が採用されました。
実証実験の目的・内容
掛川市では持続可能な移動交通の実現を目指し、新たな移動手段として最先端技術を活用した自動運転車両の活用を検討しています。
そこで、スマートシティの実現を見据えた、新たな移動手段の創出と観光の促進を目的とし、実証実験を行う運びとなりました。
第二回実証実験では、遠隔監視型自動運転に必要となるIoTバス停「見守るバス停」の実証実験が行われました。
バス停にはAI(人工知能)を活用した顔認識、および人流解析機能が搭載されております。
事前に乗車予約システムで顔情報を登録した乗客であれば、AIカメラによる顔認証で乗車が可能、また通行人がどの程度いるのかを人流解析し、観光促進における施策立案や実施分析へと活用します。
バス停とクラウドを繋ぐシステムに、弊社製品「KES IoT Logic」が採用されました。
バス停に搭載されたKES IoT Logicには以下の3点の機能が搭載されており、標準モデルにカスタマイズを行い、機能を実現しております。
- 顔認識/人流解析用データのアップロード
- バス停に対するLEDライトの遠隔制御
- 熱中症指数データのアップロード
動画ストリーミング機能
「1.顔認識/人流解析用データのアップロード」機能にはカスタマイズにより、動画ストリーミング機能が追加されました。
これにより、AIカメラで撮影された映像をストリーミング形式でリアルタイムにクラウドへアップロードいたします。
標準モデルに動画ストリーミング機能をカスタマイズで追加することで、クラウドからストリーミング制御を行ったり、PLCのデータをトリガーとしてストリーミング制御を行ったりすることも可能です。
リアルタイムデバイス制御
また、「2.バス停に対するLEDライトの遠隔制御」機能にはリアルタイムデバイス制御機能が追加されました。
バス停に搭載されております、 バスの接近等をお知らせするLEDライトの制御を同期制御いたします。
KES IoT Logicの標準モデルによるデータ制御は非同期制御になります。
PLCへの書き込みや各デバイス制御を行う際に、クラウドでの処理結果を即時反映させたい場合など、リアルタイムにデバイスを制御したい場合は、同期制御機能をカスタマイズで追加してみてはいかがでしょうか?
デバイスがオフラインの間にクラウド上で状態を変更しておくことで、デバイスが再起動した際に、クラウド上で設定されている状態にて起動させる等のご活用方法もございます。
「3.熱中症指数データのアップロード」機能では、WBGTセンサ固有のプロトコルに対するカスタマイズを実施いたしました。
WBGTセンサに限らず、 専用プロトコルに対するカスタマイズも常時承っております。
弊社ではお客様のご要望に合わせて、オーダーメイドでカスタマイズを行っております。経験豊富なエンジニアがサポートさせていただきますので、まずはご相談いただけますと幸いです。
業務に関するご相談・資料請求・技術者に関する
ご質問等随時受付しております。
静岡県 | 「しずおか自動運転ShowCASEプロジェクト」 自動運転実証実験 令和4年度第4弾~掛川市~